FX為替ブログ豪の部屋

海外を一人歩き数年・・・海外では元社長。日本ではただのニートのFXブログ。

FX取引覚書き5月25日

欧州が欧州共同債へと動き始めている。

モンティ・イタリア首相
「EU首脳会議で首脳の大部分が欧州共同債を支持した」
「ユーロ圏はまもなく欧州共同債を有することが可能と確信」
「イタリアはEUの共通の利益のためにドイツを後押しすることが可能」
「ドイツはいかなる国のユーロ離脱も回避することに関心を持っている」
「ギリシャはユーロを離脱しないだろう」
「ドイツは弱いイタリアによって損害を受けるだろう」
「イタリアのユーロ離脱もまたイタリアにとっては悪いことだろう」

ドイツを説得するような発言を出している事が分かる。

ただし、ユーログループの議長であるユンケル・ルクセンブルク首相が次のように述べて過度の期待を抑えようとしている。

「ユーロ圏共同債は短期的に決定できる問題ではない」
「欧州首脳はあらゆる種類のイベントを考慮する必要がある」


ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領も、それに続いている。

「誰もユーロ共同債を直ちに望んでいない」


これは、現実的に考えて「ギリシャ問題には間に合わない」と言いたいように思える。

つまりはギリシャをユーロに留まらせるために一時的に釣るための物の可能性。

そんな中、ギリシャの最新の最新の世論調査では・・

ギリシャ急進左派連合が30%
ギリシャ新民主主義党が26%
全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が15.5%
独立ギリシャ人が8%
ギリシャ民主左派が6.5%
ギリシャ共産党が5%
黄金の夜明けが4%

の支持率となった。

また、ユーロの支持が85%、ユーロに反対が12%となった。


現在一番人気のギリシャ急進左派連合トップの発言

ツィプラス党首
「ギリシャ危機は欧州の解決法を必要とする」
「緊縮財政の変更はドイツの利益にかなう」
「ギリシャに対する治療が患者を悪化させている」
「プログラムの拒否はユーロからの排除とならない」
「欧州首脳は反欧州政策を有している」


欧州が仲良くできるとは誰も考えていない可能性・・・。


今日の相場は全体的に板が薄いと考える。
それを狙ったHFの仕掛けに乗りたいところ・・。

狙うのであれば、異常に底堅いドル円の78円壁タッチからの反転か?

ロンドンフィキシングで大量の円買いが出ると噂を流した輩が動いてない・・。

噂で終わり上げて行ったドル円の動きを見ても、売りを狩ろうと必死で上げた様子は無く、ジリジリと上げていっている。

つまりは参加者不足の可能性。

参加者が少ないのであれば、今日は長めの狙いは止めて短距離で稼ぐ方向性で望んでみたいと思う。


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FX取引覚書5月24日

〜日本〜

白川方明日銀総裁
「付利金利の引き下げはデメリットの方が大きい」
「日銀は強力な金融緩和を推進しており、この姿勢はまったく変わらない」
「最も強く意識すべきリスク要因は欧州問題」
「(札割れについて)オペや市場全般の状況をみながら着実に資産の買い入れを進める」
「(外債購入について)為替安定目的の政策は政府の介入で可能、是か非かは政府が判断」

安住淳財務相
「確実に物価1%の目標実現に向けて日銀と連携する」
「日銀は引き続き適宜適切に対応してくれると思う」

今回の行動は予想された通りの結果だったが、確実に日本のインフレ期待は上昇を向いている状態にある。
1%の枠で果たして事足りるのか?
85円台にドル円相場の目標レートを持っていくつもりなのか?

今回は予想通りの行動で有ったが、7月までに日銀が動くと海外マーケットは既に話題を出し始めている・・。


〜欧州〜
ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事
「当局者はあらゆる解決策に備える必要がある」
「ギリシャ国民はユーロ圏に留まることを望んでいる」

キャメロン英首相
「ギリシャの状況は際限なく先送りできない」
「ギリシャ選挙はユーロ圏残留に関する投票」
「欧州諸国はギリシャへ一段の支援を決めることが出来る」

欧州中央銀行(ECB)がギリシャのユーロ離脱の悪影響を評価しているというニュース。

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのリプストク・エストニア中銀総裁
「現時点では追加刺激策は必要ない」

ルッテ・オランダ首相
「欧州共同債は改革圧力を排除する」


正直各国好き勝手の言い分ばかり・・。
まとまりの無い行動によるユーロ売り。

そんな中、サルコジから変わったオランド仏大統領が意見を変更。

「モンティ・イタリア首相とオランド仏大統領は欧州共同債を可能な解決策として支持しているとWSJが伝えた。」

ドイツとオランダで守れるのかが焦点。
欧州共同債により危機の先延ばしとなりユーロの強い買いが期待できるが、実際には将来の危機を増大させる可能性が非常に高い共同債の行方にはかなり注目。

〜アメリカ〜
ブラード米セントルイス連銀総裁
「ギリシャのユーロ離脱が適切な方法で対処されれば、ギリシャは米国や欧州に過度なダメージを引き起こすことなく離脱できる可能性」
「FRBのすでに非常に緩和的な政策は現時点で適切」
「雇用市場は過去6ヶ月にわたり予想されたより力強い」
「ツイスト・オペは7月に終了可能で、いかなる市場の混乱も予想していない」
「米経済が急速に鈍化すれば、FRBには一段の行動を取る余地があるが、それはリスクを増大させる」

ブラードさんは、若干米国のインフレ傾向を心配し始めている。
危機が起こらなければ対応はするべきでは無い考えを発表し続けているように取れる。


今日は今週3連休を迎える海外のHFが動き出す最後の日。
いつもの金曜日の相場と考えての打ち方をする必要を考える。

やはり欧州時間と同時に飛び道具のニュースなどが飛んできては材料を探すマーケット展開となるか・・・。

ドイツ5月IFO景気動向指数について、「ドイツの成長は無尽蔵ではない」と言う怒りの発言も出ているが、市場参加者は知っている。

ドイツがコケれば皆こける。

英GDPについて、キャメロン英首相が上の発言のように焦っているのは、イギリスが非常に緊迫している状態を数値として確認。

一番の注目は、アメリカの新規失業保険申請件数。
予想は37.0万件と出しているが、ブラード米セントルイス連銀総裁の
「雇用市場は過去6ヶ月にわたり予想されたより力強い」と言う発言が出た後で注目したい。

先日、連銀総裁から、40万人を超えなければ米雇用は伸びる可能性と言う発言が出ていた事から、40万人を超えればQE3を背景とした円買い圧力となり78円までを見るか?

今日が金曜日のように取引を行うならば、マーケット終盤での手仕舞い狙いをする、もしくは78円まで売り込まれたドル円を買うと言う戦略。

ただし、今のところ目だった手がかりが、アメリカの新規失業保険申請件数だけなため、現時点では、個人的には手仕舞いを狙う事しか手立てが無い情けない状態である。


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FX取引覚書き5月23日

まず、日本の格下げについて

フィッチの日本格下げについて、2002年11月以来9年半ぶり。
「日本の公的債務残高が12年末までに国内総生産(GDP)の239%に達すると予想され、突出して高い水準」
「財政健全化に向けた取り組みが切迫感に欠けると思われることに加え、その実行は政治リスクが伴う」

日本財務省幹部
「財政再建が必要とのメッセージとして受け取るべき」
「最近の円高進行には投機的な要素がある。必要なら行動する」

欧州について

ギリシャ急進左派連合ツィプラス党首の発言
「ギリシャ危機は欧州の解決法を必要とする」
「緊縮財政の変更はドイツの利益にかなう」
「ギリシャに対する治療が患者を悪化させている」
「プログラムの拒否はユーロからの排除とならない」
「欧州首脳は反欧州政策を有している」

コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁の発言
「ギリシャのユーロ圏離脱を予想しない」

ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事
「成長が減速すれば、財政刺激策を検討するべき」

フィッチ
「三回目の期間3年の資金供給オペ(LTRO)の可能性は高まっていると」

トドメについて
パパデモス前ギリシャ首相
「ギリシャのユーロ離脱の準備が検討されている」
「ギリシャのユーロ離脱のリスクは現実」

パパデモス前ギリシャ首相の発言により、ユーロを筆頭に原油相場・株・金が売り込まれ、資源通貨についても売り込まれた。

この状況でドル円が売り込まれ無かったのは、日本格下げによる影響と見る動きと、本日の日銀・政策金利発表を見越してだと考えられる。

財務省の発言も手伝い、ボーゼンMPCも影で
「日銀にはさらなる緩和策を実施する余地がある」
「金融政策を拡大するいかなる手段も円を弱める助けとなる」
「高いインフレターゲットや説明責任は日銀の独立を傷つけないだろう」

と発言をし、サポートをしている。

これが、本日の日銀・政策金利発表で何か行われるのでは?
と言う「海外」からの期待の現われだと考えてみる。

つまりはフラグか?

日本の実質金利は順調と言うよりも、急角度での下落が見られている。
市場の予想通りに今回は日銀は動かない(動けない)のでは?と言う仮説・・。

80.30〜50付近での個人のストップを巻く事も魅了では有るが・・。

全ては動き始めは日銀次第と言うキーポイントとなる1日になるか・・。

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