FX今週の戦い6月3日
さて、まず日経新聞の予想について。
先週、「ドル円について、雇用統計がネックとなるものの、
週前半には円安方向に振れる可能性」
を示唆していた若干逃げた相場予想は、今週はどうなったのか?
「上下に荒い動きになる可能性」
いつも全く当てにしていない予想ですが、
ちょっと面白かったので紹介してみました。
まぁまぁ、この人達は為替で本当に飯を食ってるのか?
と突っ込みたくはなりますが、
新聞なんで仕方ないと言えば仕方ないところと思います。
先週末金曜日に、米雇用統計の結果の悪化(予想15万人 結果6.9万人)と失業率、前月比0.1%の悪化を受け、売られたドル円でしたが、その後急激な持ち直しの動きを見せ、そして反落しました。
失業率については事前に、
チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス
5月の米企業の人員削減数は6万1887人
4月の4万0559人から52.6%急増
昨年9月以来8カ月ぶりの高水準
と言う結果が出ていたので、
各社が予想を出している数値
JPモルガン 8.1%
第一生命経済研究所 8.1%
ドイツ証券 8.1%
バークレイズ・キャピタル 8.0%
BNPパリバ 8.1%
HSBC 8.1%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 8.0%
みずほ証券 8.1%
みずほ総合研究所 8.1%
モルガン・スタンレー 8.1%
市場コンセンサス 8.1%
前回 8.1%
が、明らかに馬鹿げているようには思いますが・・。
米連銀総裁からは、
非農業部門の雇用者数について20万人以上。
新規失業保険申請件数については40万人以下。
であれば、継続して失業率を減らせるのでは?
と言う話が数ヶ月前に出ていましたが、
結果はどちらについても裏切られるものとなっています。
→アメリカ新規失業保険申請件数の数年間の推移
これに対してbloombergでは先週金曜日の時点で、
QE3への期待をするニュースが大量に流されるなど、
ドル高一転、ドル売り相場になる見込みが出てきています。
ただ、先週末に若干のダウ平均株価の買戻しが有っても良いのかな?
と想定して見ていましたが(正確には途中でパソコンの前で寝てました・・)、
結局のところ、若干の戻しが有っただけで(売り越しを嫌がった投資家の利食い程度?)。
そうすると、QEの思惑が株価を下支えをするには至っていない状況と言ったところでしょうか?
しかし、金は上げ始めており、
前回にQE期待が有り、ドル安が進んだ際に1つの目安であった、
1600ドルラインを超える位置までの上昇となっています。
リスク回避の動きの目安となる金相場ですが、
1500ドル半ばまで売り込まれた後に、
目が覚めたと言った感じでしょうか?
ドル安時に買い込まれる傾向があるとは言え、
過去2年間の動きを見ても1600ドルを下抜ければ底堅い状態になっています。
1600ドルを上抜けした事と、欧州懸念のリスクオフの展開が見られる事を考えると、やはり金は落ちないのでは?と想定します。
ともすると、ドル安の動きか?と考えられます。
そうなると、買われるのは利上げが予想されているカナダドル、
資源国通貨の代表であるオーストラリアドル・ニュージーランドドルと言ったところでしょうか?
オーストラリアドルを上げたのは、
6月5日火曜日にオーストラリア政策金利発表(現行 3.75%)を市場が0.25%の利下げ予想となっているからです。
先週発表された
中国の製造業PMI、HSBC製造業は共に結果が悪化となり、
利下げが見られる可能性も有りますが、
どうも予想を裏切るイメージの強いオーストラリアなので、
今回据え置いてくるのでは?
と個人的に思っています。
最後に、日銀の動きについて、
中尾武彦財務官
「日本が介入をしたかどうかについてコメントを控える」
とのコメントを出していますが、
金曜日の動きはレートチェックだったか?
と思っていましたが、結局その後のニュースを探してみたんですが、
介入したかどうかは現在のところ不明と・・。
ただ、今回の下げの後で上げたドル円ですが、
結局クローズ間際に売りが少し入り78円付近で引けています。
つまりは日足、週足の下髭を食いに行く動きが有ったと考えると、
やっぱりどうしても下目線になってくるのかな・・と言ったところです。
しかし、安住淳財務相の発言を見ておりますと、
「急激な投機的動きへの断固たる措置は、言葉通り受け止めてほしい」
この人、結構介入前の発言が分かりやすいように思えるんですが・・。
私、個人的には、今回は早めに行ってくるのでは?
と思っています。
やはり、材料は日銀介入と、ドル売りは何処まで?
と言うところになりますが、
一週間を通してみて、結局はドル高円高になるのかな〜と言った感覚でいます。
今週は、重要な指標が盛り沢山となってしまう事もあり、
非常に想定するのは難しいのが本音なんですが、
どう転んでも、日銀が動かない限りは買われるのが円になるのかな・・。
と言う気持ちでいます。
先月の発言
山口広秀日銀副総裁
「国内の需要は予想よりも良い」
「新しい緩和は必要がない可能性」
これが、本気で言ってるのであれば、
やはり、欧州情勢もあり、非常に不安定な状態にある世界情勢をな〜んにも分かってないんだな・・・と。
さて、ドタバタ相場になるとは思いますが、
今週も寝られない日々が続く事におびえてます・・・。
先週、「ドル円について、雇用統計がネックとなるものの、
週前半には円安方向に振れる可能性」
を示唆していた若干逃げた相場予想は、今週はどうなったのか?
「上下に荒い動きになる可能性」
いつも全く当てにしていない予想ですが、
ちょっと面白かったので紹介してみました。
まぁまぁ、この人達は為替で本当に飯を食ってるのか?
と突っ込みたくはなりますが、
新聞なんで仕方ないと言えば仕方ないところと思います。
先週末金曜日に、米雇用統計の結果の悪化(予想15万人 結果6.9万人)と失業率、前月比0.1%の悪化を受け、売られたドル円でしたが、その後急激な持ち直しの動きを見せ、そして反落しました。
失業率については事前に、
チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス
5月の米企業の人員削減数は6万1887人
4月の4万0559人から52.6%急増
昨年9月以来8カ月ぶりの高水準
と言う結果が出ていたので、
各社が予想を出している数値
JPモルガン 8.1%
第一生命経済研究所 8.1%
ドイツ証券 8.1%
バークレイズ・キャピタル 8.0%
BNPパリバ 8.1%
HSBC 8.1%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 8.0%
みずほ証券 8.1%
みずほ総合研究所 8.1%
モルガン・スタンレー 8.1%
市場コンセンサス 8.1%
前回 8.1%
が、明らかに馬鹿げているようには思いますが・・。
米連銀総裁からは、
非農業部門の雇用者数について20万人以上。
新規失業保険申請件数については40万人以下。
であれば、継続して失業率を減らせるのでは?
と言う話が数ヶ月前に出ていましたが、
結果はどちらについても裏切られるものとなっています。
→アメリカ新規失業保険申請件数の数年間の推移
これに対してbloombergでは先週金曜日の時点で、
QE3への期待をするニュースが大量に流されるなど、
ドル高一転、ドル売り相場になる見込みが出てきています。
ただ、先週末に若干のダウ平均株価の買戻しが有っても良いのかな?
と想定して見ていましたが(正確には途中でパソコンの前で寝てました・・)、
結局のところ、若干の戻しが有っただけで(売り越しを嫌がった投資家の利食い程度?)。
そうすると、QEの思惑が株価を下支えをするには至っていない状況と言ったところでしょうか?
しかし、金は上げ始めており、
前回にQE期待が有り、ドル安が進んだ際に1つの目安であった、
1600ドルラインを超える位置までの上昇となっています。
リスク回避の動きの目安となる金相場ですが、
1500ドル半ばまで売り込まれた後に、
目が覚めたと言った感じでしょうか?
ドル安時に買い込まれる傾向があるとは言え、
過去2年間の動きを見ても1600ドルを下抜ければ底堅い状態になっています。
1600ドルを上抜けした事と、欧州懸念のリスクオフの展開が見られる事を考えると、やはり金は落ちないのでは?と想定します。
ともすると、ドル安の動きか?と考えられます。
そうなると、買われるのは利上げが予想されているカナダドル、
資源国通貨の代表であるオーストラリアドル・ニュージーランドドルと言ったところでしょうか?
オーストラリアドルを上げたのは、
6月5日火曜日にオーストラリア政策金利発表(現行 3.75%)を市場が0.25%の利下げ予想となっているからです。
先週発表された
中国の製造業PMI、HSBC製造業は共に結果が悪化となり、
利下げが見られる可能性も有りますが、
どうも予想を裏切るイメージの強いオーストラリアなので、
今回据え置いてくるのでは?
と個人的に思っています。
最後に、日銀の動きについて、
中尾武彦財務官
「日本が介入をしたかどうかについてコメントを控える」
とのコメントを出していますが、
金曜日の動きはレートチェックだったか?
と思っていましたが、結局その後のニュースを探してみたんですが、
介入したかどうかは現在のところ不明と・・。
ただ、今回の下げの後で上げたドル円ですが、
結局クローズ間際に売りが少し入り78円付近で引けています。
つまりは日足、週足の下髭を食いに行く動きが有ったと考えると、
やっぱりどうしても下目線になってくるのかな・・と言ったところです。
しかし、安住淳財務相の発言を見ておりますと、
「急激な投機的動きへの断固たる措置は、言葉通り受け止めてほしい」
この人、結構介入前の発言が分かりやすいように思えるんですが・・。
私、個人的には、今回は早めに行ってくるのでは?
と思っています。
やはり、材料は日銀介入と、ドル売りは何処まで?
と言うところになりますが、
一週間を通してみて、結局はドル高円高になるのかな〜と言った感覚でいます。
今週は、重要な指標が盛り沢山となってしまう事もあり、
非常に想定するのは難しいのが本音なんですが、
どう転んでも、日銀が動かない限りは買われるのが円になるのかな・・。
と言う気持ちでいます。
先月の発言
山口広秀日銀副総裁
「国内の需要は予想よりも良い」
「新しい緩和は必要がない可能性」
これが、本気で言ってるのであれば、
やはり、欧州情勢もあり、非常に不安定な状態にある世界情勢をな〜んにも分かってないんだな・・・と。
さて、ドタバタ相場になるとは思いますが、
今週も寝られない日々が続く事におびえてます・・・。
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